【movie】バクマン。
友情。努力。勝利。
それらを詰め込んだ映画だった。
元々は恋愛のために漫画を描き始めた主人公ではあったが、ライバルの出現に伴い、漫画を描く目的が変更したかに見える。
いずれにせよ、この映画の引き込まれる要因は、ストーリーもさながら、実際に小畑健先生が描くイラストがふんだんに使われているからだろう。
元々は小松菜奈見たさに見始めたが、サイコーとシュージンのコンビの良さに引き込まれる。
王道のサクセスストーリー。
始めは評価されないが徐々に作品を工夫し、評価されていく。
調子が良いところに病気という落としをつけ、ストーリーを盛り上げる。
ストーリーの良い所は漫画って大変だし、全然うまくいかないんだよって伝えてるところ。
これでトントン拍子でワンピース的漫画の誕生を迎えてたら、楽観的漫画家を増殖する可能性があった。
苦悩、挫折、成功。失敗。
主人公は手塚賞の準入選という成功を収めるが、王道すぎな漫画という理由でジャンプ連載が決まらないという苦悩。
邪道路線へ変更し、連載決定、しかし、順位は下がり挫折を味わう。
同期の漫画家が応援に駆けつけ目標のアンケート順位1位を奪取。
その後失速し、打ち切りとなるが、これはスラムダンク的な手法だろう。
こうしてみると一旦あげてから落ちる幅が多いとインパクトがある。